サッカー選手に必要な「眼のトレーニング」とは?

TR55 トレーニング

サッカー選手にとって認識能力は重要だ、という旨の記事を何度か書きました。

サッカー選手の動きに影響を与える認識レベルとは?

その中でも視覚から得られる情報は非常に重要になります。

  • 相手や味方の位置を認識する
  • 相手や味方の動きを認識する
  • ボールの位置や軌道を認識する
  • 味方と相手との立体的距離感を把握する
  • スペースを見つける


など。

書き出せばキリがないですが、視覚から得られる情報をベースに「認識」「予測」「判断」を繰り返し様々なプレーの選択をしています。

Lograr では、パフォーマンスを高める上で視覚から入る情報を「より多く」「より速く」「よりクリアに」認識できることは重要な能力と捉えております。

今回はサッカー選手の必要な「眼」のトレーニングについて、解説していきます。

「眼」もフィジカル

フィジカルトレーニングと聞いてどのようなものを思い浮かべますか?


・ウェイトトレーニング
・体幹トレーニング
・ピラティス
・ヨガ
・ストレッチ

一般的には、このようなトレーニングが想起されるでしょう。

Lograr では、「眼」もフィジカルトレーニングの一部として取り扱います。
眼の機能も高めることができる能力であり、動きに大きく影響を与えるからです。

▷ 眼のトレーニングをすることで得られるメリット
  • 予測能力の向上
  • 判断スピードの向上
  • 判断力の向上
  • 動き出しの速度向上
  • ボディバランスの向上
  • 視野の拡大
  • 姿勢改善
  • メンタル強化

予測・判断・動き出し

視野が拡大されることで認識できる情報量と情報処理スピードが高まり「予測・判断」に影響を与えます。予測・判断スピードが高まれば「動き出し」のスピード向上にもつながります。

動き出しの速度の高める方法はこちらで解説しています。

▷ボディバランス

眼と首は連動しています。眼が疲れることで首の動きが制限されると背骨の動きに影響を与え全体のボディバランスが低下します。具体的には胸周りの硬さを生む原因となり頭部のコントロール能力が低下しバランスを崩します。

▷立体視と姿勢の獲得

サッカー選手に必要な眼の機能に「立体視」というものがあります。簡単に説明すると、ピッチ全体を俯瞰するようなイメージで全体の距離感や位置関係を立体的に把握する能力です。高い視点を意識することで背筋が伸びやすくなり姿勢改善にもつながります。一般的な不良姿勢では立体視の獲得は難しいので姿勢改善も同時進行で実施していく必要があります。

▷メンタル強化

人は緊張すると距離感が読みにくくなり、判断にも影響を与えます。
では、どのようなときに緊張するのか。
緊張は”わからない“時に発生し不安になるものです。
それとは逆に全体がみえると安心に繋がるので、普段から視野を広げるように意識する事でそれがメンタルトレーニングとなります。

サッカー選手に指導している「眼」のトレーニング

では、実際どのようなトレーニングをしているのか解説していきます。

・より多く
・より速く
・よりクリアに
・同時並列的に

トレーニングの方向性はこの4点です。
この方向性のなかで様々なトレーニングを実施します。

▷頭の位置を固定して周囲の認識能力を高める
アンバランスな状態で周囲の認識能力を高める
非利き目の機能を高めて情報処理能力を高める
周辺視を使い身体の認識能力を高める
▷視覚の情報をもとに予測能力を高める

同時並列的に「眼」の機能を高めるという視点では、
アンバランスな状態や難しい動きを実施しているときにも「見えるもの」「視界の中で動いているもの」などを声に出してもらいます。

アンバランスな状態で、
「見えるもの」
「視界の中で動いているもの」

ボディバランス+柔軟性+外的認識

動きの中で周囲の状況を素早く認識し判断を繰り返す必要があるサッカーでは、同時並列的に眼のトレーニングをしていくことが必要です。他の具体的なトレーニング手順は割愛しますが、このようなトレーニングを実施し「眼」の機能を高めることもフィジカルトレーニングの一つです。

どれだけ動き出しに必要な機能を高めても、周囲を認識できず判断スピードが遅くなれば「試合での状況判断を伴った動き出し」は速くなりません。

このような観点から考えるとパフォーマンスを高めるために、「眼」もフィジカルトレーニングの一部として取り扱うことが重要だということが伺えます。

予測・認識・判断の質を高めたい選手は、「眼」もフィジカルの一部と捉えて普段のトレーニングに取り入れてみてください。新たな伸び代が意外なところにあるかもしれません。

相良郁実

追伸

眼の機能を高めるためにはトレーニングだけでなくセルフケアしておくことも重要になります。ジュニア世代の選手でも「眼が疲れている」ことが要因で動きが制限されている選手もいるので、サッカー選手に必要な「眼」のセルフケアについてはまたの機会でご紹介します。

「眼」もフィジカルの一つとして取り入れた Lograr のトレーニングを導入したい選手はお問い合わせください。

《出張予定》
2/10(月)出張トレーニング in 東京(残り2枠)
2/17(月)出張トレーニング in 愛知(残り3枠)