こんにちは。
大阪・堀江サッカー専門パーソナルトレーニングサポート「Lograr」の相良です。
当サロンでトレーニングサポートしている選手達もシーズンオフとなり、来シーズンに向けた準備を始めています。
来シーズンに向けた準備は多岐に渡りますが、どのようなことを重視して準備していいか悩んでいる選手もいるのではないでしょうか。実際にシーズンオフの取り組みに関する相談はたくさん受けます。
なので今回は、オフの自主トレーニングでサッカー選手がどのようなことを重視して取り組んでいるのかという考え方をご紹介します。
まず覚えておいて欲しいことは、オフシーズンはどんなトレーニングがしているのかという具体的な方法よりも、トレーニングの方向性を定めるといったトレーニングの手前の作業が重要だということです。
具体的には、
- 思考の整理
- 課題の明確化
- 強化・修正(トレーニング・コンディショニング)
1. 思考の整理
・昨シーズンの整理
・来シーズンの目標と展望
昨シーズンにどのような発展があって、
どのような課題に直面したのか、
昨シーズンの成績をどのように捉えているか、
来シーズンどのような活躍を望むのか
などを可視化することが重要になります。
2.課題の明確化
オフシーズンでは、課題の発見と具体化が必要です。
課題を克服すること目的とした期間にしても、自身の強みをより強化する期間に設定しても『課題の明確化』は重要です。
理由は、どんな取り組みにも繋がりがあるからです。
強みをより強化するためのトレーニングが、課題を克服するためのものにもなり得ますが、課題を明確にしていないことには出来ないことです。
短い期間で、いかに成長できるかという観点では効率性は必須になるので課題を明確にしてトレーニングに取り組むようにすることを推奨しています。
3.強化・修正
トレーニングやコンディショニングなどがこれに当たります。
オフシーズンのトレーニングの方向性は大きく2パターンです。
それは、「強化」と「修正」です。
「強化」では、
自分の強みをより強力なものにする、新しい武器を強化する、動きの連動性を強化するという考え方。
「修正」は、
具体化された課題を克服、修正していくトレーニングの方向性や、選手の動きの指標の微修正なども含まれます。
これらが大まかな3ステップになりますが、オフシーズンに必要なトレーニングは何か?という部分が気になると思うので、具体的なトレーニングについても解説していきます。
オフ シーズに必要なトレーニングは、『動きのパターンを増やすトレーニング』です。
1シーズン通した高いパフォーマンスを発揮するには条件があります。
それは競技力が高いレベルで発揮されることはもちろんですが、それだけでなく怪我が少ないこと、調子の波が安定していることも必要です。
これら3つのポイントを長いシーズン通して発揮できるようにするために、動きのパターンを増やすこと、動きの質を高めることは非常に有効です。
動きのパターンを増やすためのトレーニングを一部ご紹介します。
様々な強化ポイントはありますが、「動きのパターンを増やすこと」「動きの質を高めること」はとても重要です。
オフシーズンの過ごし方、取り組みは来シーズンに大きく影響します。
沢山の方法論がある中でどんなトレーニングをするのかという具体的なコンテンツも重要ですが、その前段階の「思考の整理」や「課題の明確化」も非常に重要です。
新たな取り組みがメディアではたくさん表にでますが、身体内部の微修正や動きに連動性の再確認、動きのパターンの獲得、質を高めることなど、決して派手ではない地味なトレーニングも大きくパフォーマンスに影響を与えます。
今取り組んでいることが一見地味なものでも、身体感覚を高めることは来季のパフォーマンスに影響を与えるので是非前向きに取り組んでほしいです。
その修正された動きが洗練され、反射的な動きや意識できないスピードでの動き(いわゆる試合での動き)へ反映されます。
来シーズン1年間通して活躍できるように、この期間でしっかり準備しましょう。
少しでも本記事がオフシーズンの取り組みの参考になれば幸いです。
相良郁実
追伸
1シーズン通して活躍し続けるための身体作りや動きづくりは派手なものではないですが、競技力のベースとなる部分です。一朝一夕で身につくものではないからこそシーズンオフのこの時期に導入をする価値は高くなります。
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