サッカー選手に必要なオフシーズンのトレーニングとは?

TR48 トレーニング

先日、配信した記事の最後にこのような文章を書きました。

当サロンの契約選手も12月からシーズンオフになり、来シーズンに向けた自主トレが始動しています。来シーズン年間を通して活躍し続けられる身体作りの準備は数多くあります。来シーズンに向けた準備を共にしたい選手は下記よりお問合せください。

『サッカー選手が、“背骨の動き”を高めるメリットとは?』より

当サロン契約選手も多くの選手がシーズンオフとなり、今シーズンの振り返りや来年度の目標設定などを整理し既に来年に向けた準備をしています。来シーズンに向けた準備は多岐に渡りますが、その中でも重要視していることがあります。

オフシーズンのトレーニングを既に始動している選手、これから始動する選手の参考になれば幸いです。

オフシーズンに取り組むべき『3つ』のこと

どんなトレーニングが必要かと述べる前に、まずはすべきことを。

来シーズンに向けた準備期間である、この時期に必要なことはこの3つです。

  1. 整理(思考の整理)
  2. 課題の明確化(発見と具体化)
  3. 強化・修正(トレーニング・コンディショニング)
1. 整理

準備期間なので、様々な整理は必要です。

・昨シーズンの整理
・オフシーズンの整理
・来シーズンの整理

書き出せばキリがないですが、トレーニングの効率を高めるためにも思考の整理は重要な部分です。

2.課題の明確化

オフシーズンでは、課題の発見と具体化が必要です。

思考の整理とも重なる部分ではありますが、課題を克服すること主とした期間にしても、自身のストロングポイントを強化する期間に設定しても『課題の明確化』は重要です。理由は、どんな取り組みにも繋がりがあるからです。ストロングポイントを強化するためのトレーニングが、あなたの課題を克服するためのトレーニングにもなる可能性は十分あります。

課題を明確化することも、トレーニングの効率性を高めるポイントになります。

3.強化・修正

トレーニングやコンディショニングなどがこれに当たります。

詳しくは後述しますが、このトレーニングを実施するまでにどのようなことが必要なのか。それが「思考の整理」と「課題の明確化」です。短い期間でいかに成長できるかという観点では効率性は必須です。

効率性を求めた上で、どのようなトレーニングが必要なのかという部分に目を向けていきます。

オフシーズンのトレーニングの方向性

オフシーズンのトレーニングの方向性は大きく2パターンです。それは、「強化」と「修正」です。

「強化」では、自分のストロングポイントをより強力なものにする、新しい武器を強化する、動きの連動性を強化するという考え方。

「修正」は、具体化された課題を克服、修正していくトレーニングの方向性や、選手の動きの指標の微修正なども含まれます。

オフシーズンに必要なトレーニングとは?

結論から言うと、

『動きのパターンを増やすこと』です。

(様々な準備が必要だという前提のなかでの話なので、他のトレーニングが不必要ということではなく重要視しているポイントという話です)


様々な強化ポイントはありますが、「動きのパターンを増やすこと」「動きの質を高めること」はとても重要です。

1シーズン通した高いパフォーマンス発揮には条件があります。
それは競技力が高いレベルで発揮されることはもちろんですが、それだけでなく怪我が少ないこと、調子の波が安定していることも必要な要素です。

これら3つのポイントを1シーズン通して発揮できるようにするために、動きのパターンを増やすこと、動きの質を高めることは非常に有効です。

どのようなプレーエリアでも、とのような体勢・身体状況でも自分の意図した動きを発揮できることは競技力に直接的な影響を与え高いパフォーマンス発揮につながります。

細かな基準を修正すること、そこから基準の底上げをすることで自分自身の身体に意識を向ける機会が多くなり身体のコンディションの波をコントロールすることになり、結果的に調子の波を安定させることにつながります。

怪我が起こりやすい体勢でも、動きのパターンを増やしておくこと、身体のつながりを強化しておくことで怪我のリスクを下げることも可能です。

1シーズン活躍し続けられるための準備は多岐にわたりますが、これら3つのポイントを網羅しさらに発展させるためにも、動きのパターンを増やすこと、その質を高めることはオフシーズンに必須なトレーニングとなります。

具体的に、どのような動きのパターンを増やすのか

動きのパターンを増やすこと、その質を高めることは重要ですが、具体的にはどのような取組みを実施しているのか。

ポイントとしては、
連動性を強化すること、動きの癖を修正しつつパターンを増やすことです。

具体的なトレーニング内容は個人によっても異なりますし、同じトレーニングでも意識すべきところが変わるだけで別のトレーニングになります。

トレーニングは目的次第なので、あくまで参考程度にこのような取組みをしていると思ってください。

一部ご紹介します。



身体に意識を向けてさまざまな認識を働かせて実施するトレーニング。
動き続けるという前提の中で再現性と認識力、軸形成を高めるワークです。

上半身のしなやかな動き、連動性を強化するトレーニング。
中心軸の形成、上半身の反射的な動きの強化はサッカー選手にも重要です。

上半身主導の動きの獲得を促進させるトレーニング。
中心部分から動きを波及させることは、ハイパワー・ハイスピード・省エネの動きのパターンを作り出すことにつながります。

最後に

オフシーズンの過ごし方、取り組みは来シーズンに大きく影響します。沢山の方法論がある中でどんなトレーニングをするのかという具体的なコンテンツも重要ですが、その前段階の「思考の整理」や「課題の明確化」も重要な要素です。

新たな取り組みがメディアではたくさん表にでますが、身体内部の微修正や動きに連動性の再確認、動きのパターンの獲得、質を高めることなど決して派手ではない地味なトレーニングも大きくパフォーマンスに影響を与えます。

今取り組んでいることが地味だとしても、身体感覚を高めることは来季のパフォーマンスに影響を与えるので是非取り組んでほしいです。その微修正された動きが洗練され反射的な動きや意識できないスピードでの動き(いわゆる試合での動き)へ反映されます。

1シーズン活躍し続けられるための準備は多岐にわたりますが、『動きのパターンを増やすこと』、『動きの質を高めること』はオフシーズンに必須なトレーニングとなります。

来シーズン1年間通して活躍できるように。

相良郁実

追伸

1シーズン通して活躍し続けるための身体作りや動きづくりは派手なものではないですが、競技力のベースとなる身体操作に繋がります。一朝一夕で身につくもんではないからこそこの時期に導入をする価値は高くなります。どんな方法であれ自分の身体に意識を向ける時間をつくること、この期間に基準を高めておくことが重要になります。

少しでも本記事がオフシーズンを過ごす選手の参考になれば幸いです。

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