「身体能力はチームでもトップクラスだけど、いまいちその能力をサッカーの試合で発揮できない」という悩みを持つ選手、保護者の方は多いのではないでしょうか。
ジュニア世代やジュニアユース世代で体格や身体能力を武器に活躍していた選手も、高校に入りユース世代になるとそれだけでは通用しなくなるというケースも非常に多いです。
身体能力は高いのにサッカーに活かせてないという評価を受ける選手もいます。なかには現状のカテゴリーでは通用はしているけど限界をどこか感じている選手もいるのではないでしょうか。
身体能力を活かしきれてない選手がいるのであれば、身体能力が低い選手でも活躍できるチャンスはあります。
身体能力をサッカーに活かせない理由
「サッカーの試合でおける身体能力発揮条件は様々な要素との掛け算で発揮される」と考えています。
どれだけ50mが速い選手であってもサッカーではその速さが発揮できないケースも多く、スポーツで身体能力を発揮するためには同時発揮がキーポイントになります。
サッカーでいうと、
- ボールコントロールしながら
- 周囲の状況を認識しながら
- 相手のプレッシャーを受けている状態でも
- チーム戦術のなかで
様々な状況の中で自分自身の能力を発揮しなければいけません。ここで大切なのが同時発揮は掛け算であるということです。

これからも分かるように、身体能力に関与するスピードやパワーを高めるフィジカルトレーニングも必要です。そしてサッカーに身体能力を活かす、試合で発揮するという視点では同時発揮能力を高めるトレーニングも必要ということです。
逆説的に考えると、身体能力が低いという選手でも同時発揮能力を高めることで試合で活躍できる可能性を高められるということです。
同時発揮能力を高める
では、どのように同時能力を高めていくのか。
トレーニングの一例をご紹介します。

同時発揮能力を高めるトレーニングの一例
このような上半身の柔軟性を引き出すようなトレーニングも、バランス能力や重心感知能力と同時に発揮することができるかというように様々な要素を掛け合わせていきます。
1.上半身の柔軟性トレーニング
2.上半身の柔軟性+バランス能力+重心感知能力
要素を組み合わせバランス能力を要求したときに上半身の柔軟性を発揮できているのかというところをチェックしています。もともとできていた動きがどのような条件でも発揮できることを目指します。
このように様々な条件・要素を組み合わせていくことで『同時発揮能力』を高めることができます。
まとめ
身体能力をサッカーに活かすためには、同時発揮能力を高めることが必要ということです。掛け算なのでこの同時発揮能力が高くなれば自分の持っている身体能力というポテンシャルをより発揮できるようになります。
同時発揮能力を高めるためには、様々な要素を組み合わせた状態で同じような動きができるかという部分が重要になります。
試合中は様々な条件の中でプレーする必要があります。
どのような状況でも自分の能力を最大限発揮できるような準備を。
相良郁実
追伸
同時発揮能力を高めるトレーニングの一例を紹介しましたが、Lograr ではこのようなトレーニングをベースに試合で発揮するための身体能力向上プログラムを提供しております。試合で自分の持ち味が発揮できていないことには必ず身体的な原因があります。新たな可能性を感じてみたい選手は下記よりお問い合わせください。
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