スポーツで必要な”分離”と”連動”

TR9 トレーニング

サッカーでは様々なシーンがあります。
攻撃、守備、走っているとき、ボールを持っているときなど。

身体に置き換えても体勢や視線、足の向きなど数えきれないほどのシーンがあります。

様々なシーンが想定されるからこそ、様々な動きができる身体の状態が必要です。。具体的には、どんな体勢でも、どのような身体の向きや状態でも高いパフォーマンスを発揮できる状態をつくっておくこと。

どんな体勢でも、どのような身体の向きでも高いパフォーマンスを発揮するためには、『分離と連動』がキーポイントです。

分離ってどういう状態?

では、分離という身体構造から考えていきます。

分離とは、止めるところと動かすところが別々に存在する状態です。

様々な分離運動があるので一例を見ていきます。

分離
https://www.instagram.com/mancity/より引用

このように、顔と身体の向いている方向が違う状態が分かりやすい分離運動です。

分離運動といってもさまざまな種類があります。足は固定されていて、上半身だけ動かすようなシーンも分離運動に含まれます。

様々なシーンで見受けられる分離運動ですが、分離した状態での動きは難しいという特徴があります。

例えば、真っ直ぐ走るのと、斜め後ろを見ながら前に走るのとではどちらが速く走れますか?

真っ直ぐ走るほうが早く走れますよね。

しかし、スポーツの競技場面では分離運動を要求されることも多いです。

どのような場面でも要求に応えられる身体でなければ自分の持つ力は存分に発揮できないどころか、ケガのリスクを高めてしまいます。(膝の靱帯損傷も、分離運動がうまくできないときに起こるケースが多いです。)

分離した状態でも自由自在に身体を操る身体操作の獲得は必須になります。

連動ってどういう状態?

連動とは、動かしている部位が同じ運動方向を向いている状態です。

言葉で考えると難しいですが写真で見ていきましょう。

連動
https://www.instagram.com/manchesterunited/から引用

このように進行方向に対して、身体の向きと顔の位置が一致している状態が分かりやすい連動運動になります。

連動して身体を動かすシーンはとても多いです。

この連動して身体を動かす運動にも「質」が存在します。
それは、どこまで連動して身体を操れているかということ。

脚から上半身までを連動させて動かせている選手と、腰から上半身までしか連動できていない選手。

どちらも連動した運動になりますが、連動の中身、「質」が変わるのです。

連動の「質」と関わるのは柔軟性です。

ガチガチの身体では、鞭のように身体をしならせて連動させることは難しいのは容易に想像がつくと思います。

柔軟性はあくまで土台。

しかし、その土台がなければ、しなやかな動きも、質の高い連動した動きも実現は困難になります。

”分離”と”連動”は混在する

ここまで、”分離”と”連動”について別々に説明してきました。

しかし、実際の場面ではどちらかしか発揮しないということはほとんどないです。

必ず、どこかが止まって分離運動をしている中に連動した動きが存在します。逆もしかりです。

サッカーのような流動的に場面が移り変わるスポーツでは特に、”分離”と”連動”は常に混在しています。

混在する”分離”と”連動”の運動の中で、

この場面ではより連動的な動きが必要、この場面ではより分離している状態での動きが必要というように”分離”と”連動”の比率が変わっていきます。

大切なことは、
”分離”と”連動”の選択肢を常に身体が持っているということ。

絶え間なく変わりゆく状況でいちいち意識して身体を動かしている暇はありません。

無意識の中で、”分離”と”連動”の比率を変えながらプレーし局面を打開していかなければなりません。

どんな体勢でも、どのような身体の向きや状態でも高いパフォーマンスを発揮できるようになるためにも、分離と連動を使いこなすトレーニングも必要ではないでしょうか。是非、トレーニングに取り入れてみてください。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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