動き出しのスピードを高めたいあなたへ。

TR42 トレーニング

『動き出しをより速くしたい』というサッカー選手の要望は多いです。

ラダーやステップワーク系のトレーニングを実施していても、なかなか試合中の動き出しのスピードを高めることは難しいと感じている選手は多いのではないでしょうか。このようなトレーニングも動き出しのスピードを高めるためには有効なトレーニングではありますが、サッカーにおける動き出しという構造を細分化することでより効率的に試合中の動き出しのスピードは高められます。

サッカーにおける動き出しの構造

動き出しの速度を高める際に考えるべきは構造です。
動き出しは、動き出すまで時間と動き出した後に分けて考えることができます。

動き出しの速さ = 動き出すまでの時間 + 動き出した後の時間

によって構成されています。



サッカーにおける動き出しの構造

動き出しの構造から紐解いてトレーニングを選択することで、
より効率的に動き出しの速度を高めることができる。


図で言うピラミッドの最上部が一般的な動き出しの場面となり、その部分の足の回転数を上げるためにラダーやステップワークのトレーニングを実施することはあります。いわゆるラダーやステップワークなどのアジリティ系のトレーニングは、この動き出した後の速度を高めるトレーニングになります。


実行=動き出しの初速であり、その実行に至るまでには認知→判断という過程が存在します。

動き出すまでの時間を徹底的に短くする

「動き出しの速さ」というと一般的には実際に動き出してからのスピードを表すことが多く、トレーニングもこの動き出してからのスピードを高めるものがほとんどです。

動き出しの速さは、「動き出すまでの時間+動き出した後の時間」で構成されます。そうなると動き出してからのトレーニングだけでは不十分なケースも出てきます。

動き出しのスピードを高めたい選手は、この動き出すまでの時間(認知→判断の過程)を徹底的に短くすることを推奨しています。

周囲の状況を認識し判断スピードが上がれば、自ずと動き出しのスピードは速くなります。

判断スピードを高めるために今日からできること

判断スピードを高めるためには、そのための判断材料をより多く準備しておく必要があります。

判断材料とはなんなのか

  • 相手の位置
  • 身体の角度
  • 相手の表情
  • 相手の疲労してる部位
  • 相手の苦手な足
  • 重心位置
  • 自分の位置
  • 味方との距離感
  • ボールとの距離感、

など挙げればキリがないぐらい判断材料となるものはあります。

試合中は様々な情報を収集し、その情報の中からあらゆる可能性を想定し判断するという繰り返すということを実施しています。

判断スピードを高めるようと意識的にこれらの情報を試合中に収集していると情報量が多くなりすぎてしまい、逆に判断スピード・動き出しの速度は遅くなる可能性が高いです。

じゃあ、どうすればいいのか。

日常を使ってトレーニングしよう。

普段の意識の数を徹底的に増やしていくことで、自分の無意識に意識できる範囲を増やすことが可能となります。そうなると試合中に情報量が多くなっても余裕があるので速やかに想定・判断することが可能となります。このような繰り返しが結果的に判断材料が増やし判断スピードを高めるポイントとなります。

  • あなたの視野の入っている人数は何人いますか
  • あなたの視野の入っている人の中で笑っている人は何人いますか
  • あなたの視野に入っている人で止まっている人は何人いますか



このように日常の中にもパフォーマンスを高める方法は沢山あります。
普段意識していないことを試合中に意識することは難しいです。

動き出しのスピードを高めたい選手は、普段から徹底的に意識して「動き出すまでの時間を短くする」ことに取り組んでみてください。そうすることで認知→判断のスピードを高めることができます。

まとめ

  1. 動き出しの速さ = 動き出すまでの時間 + 動き出した後の時間
  2. 「動き出しの速さ」というと、実際に動き出してからのスピードを表すことが多く、この部分のスピードを高めるトレーニング(ラダーやステップワーク)がほとんど。
  3. 動き出しのスピードを高めるためには、
    動き出すまでの時間(認知→判断の過程)を徹底的に短くすることも必要。
  4. 日常から意識の範囲(数)を広げて過ごすことが、動き出すまでの時間を短くすることにつながる。

あなたの動き出しのスピードは、もっと高められるかもしれません。

その可能性を感じたい選手は下記からお問い合わせください。

相良郁実




追伸

Lograr では動き出してからのスピードを高めるトレーニングとして、身体の動きの質を高めるトレーニングをベースに構築しています。落下や脱力を自由に使いこなすことで動き出してからのスピードを高めることが可能になります。何名かのサポート選手には、そのようなトレーニングと同時並列的に普段の練習時や日常の中で徹底的に意識すべきポイントも伝えています。

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